『つるの恩返し』
こんばんは、10月です(^^)
一つ前の記事のコメントらんで、turtleさんが書いて下さっていますが、「見守ってくれている人」がいるというのは、自分にとって、すごく、安心できるし、「ありがたい」ことだと思います。
コメントの中では、「このブログがもうすぐ10万HITになる」ということを、りおさんが見てくれていたこと・・・に対して「見守ってくれている」と書かれていましたが、それだけではなく、もっと広い意味で「見守ってくれている」人がいるという意味も含めて書いて下さっていたものとして受け止めました。
さて、これまでの記事の中でも、ときどき書いたことがありますが、ぼくの中には、「人の負担になること」を恐れるところがあり、安心して人に甘えられないところがある、と自分では思っています。
仮に、誰かに「頼っている」ように振る舞っていても、自分の中では、どこか、その相手に、「本当に頼って良いのか?」、「こんなに甘えて良いのか?」ということを、常に自問自答しながら、振る舞っているような気がします。
今回、Blogランキングに登録して、たくさんのかたにクリックしていただいて、本当に嬉しく思うと同時に、何か、「恩返し」をしないといけないような気持ちになったりもしています。
・・・と、ここで、『つるの恩返し』という物語のことが思い出されたのですが・・・たぶん、ほとんどの方は、このお話はご存じかと思います(多少、バリエーションはあるようですが)。
・・・助けたつるが、その恩返しのために娘の姿となって再び現れ、自分の羽を使って機を織り、その様子を「見ないで」と言っていたにもかかわらず、その約束が破られてしまったため、つるは去っていってしまう・・・
という物語です。
それで・・・この話と同時に、もう一つ、思い出した話があります。大平健(精神科のお医者さん)著『診療室に来た赤ずきん』という本の中に載っていた、症例の一つです。
* * * * * * * * *
(かなり省略しているのでわかりにくいかも知れません)
患者の男性は、奥さんから突然「離婚」を言い渡されたことがきっかけで、気分が落ち込んで来診しました。
どうして「離婚」という話になったのか、その男性もそうですが、言い出した奥さんの方でも、その理由がはっきりしないようでした。
ですが、丁寧に奥さんの話を聞いていくと、奥さんは小さい頃から、自分の育った家庭のことで肩身の狭い思いをしてきており、結婚前、その男性(夫になった人)は、そのような彼女に、すごくやさしくしてくれたのだそうです。
彼女は、就職して数年後、彼と結婚したのですが、自分のようなものと結婚をしてくれた彼に「喜んでもらおうと」、いろいろムリをしてでも、彼の家族とのことや、仕事をこなしてきたのでした。
そこで、奥さんに、『つるの恩返し』の話をしてあげると、彼女は、
「私・・・どうして離婚しなくてはいけないのかわからなかったんですけど・・・恩返しをしようとして、それがムリになっていたのかもしれません・・・私が夫と別れる理由は、本当は無かったんですね・・・」
と話したのです。
* * * * * * * * *
さて、この話を思い出して、真っ先に思ったのは、「恩返しをする・される」という関係は、結局は、「恩返し」という構造に縛られているのではないか・・・ということでした。
「恩返しをする」という気持ち自体を否定するつもりはないんですが、何か、そこに混ざっている「借りた分は返す」という感覚は、何か、どこかで相手と自分との間の「境界」を絶対に壊すまいとする防衛?のようにも感じたわけです。
症例の中のご夫婦は、奥さんが「恩を返す」ことを乗り越えたとき、「本当のつながり」が生まれ、離婚する必要はなくなりました。
『つるの恩返し』の、「つる」は、「恩返し」ができなくなって去ることになってしまいましたが、もしかすると、そこに至ってはじめて、本当の物語が始まるのかも知れません。
もし、ぼく自身も、上記のような「境界」にこだわらず、もう少し、相手に対して「自分を開いた」スタンスをとることができたとしたら・・・
おそらく、いろいろなことに対する「感謝」の気持ちと、来て下さっている方を「身近に」感じること・・・を、今以上に、持てるようになるのかもしれない・・・という気がしました。
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コメント
こんばんは。またまた色々と考えさせられています。
物でも親切でも、とにかく何かをもらった場合に、それを「ちゃんと受け取って、大切に生かす」ことよりも、まず「お返しをする」ことに固執し、一生懸命になってしまう…。
そういうことってあるなあって、思いました。
そして、あげた方も、お返しを期待する場合としない場合が、あるような気もしますし…。
恩返しとお返しって、同じなのかちょっと違うのかわからないのですが…今そんなことを考えました。
投稿: turtle | 2006年2月13日 (月) 22:52
こんばんは、turtleさん(^^)
前にも、それらしいことを書いた気がしますが、turtleさんやりおさんや、気心の知れた方になると、「お返しをしなければならない」という気持ちを持たずに、ただ純粋に「頼もう」と思って、何かを頼める気がします・・・
・・・と、これを書いていて、ハタと気づいたんですが、以前、田口ランディさんが、「友達」の定義として、
「会いたいときに呼び出せる人」
ということを(彼女の著書の中で)書いていらした、と、このブログでも書いたことを思い出しました。
そう考えてくると、「恩返しをせずにいられない」か、「もらったものを大切にしようとできる」か、というのは、相手と自分との間の関係性にもよるのかな?と、なんとなーく、思いました(^^;
投稿: 10月 | 2006年2月13日 (月) 23:09
こんばんは。
日本人の文化的な基盤には、「和をもって尊しとす」に代表されるような、周りから自分が浮き上がらないように、周りと自分の置かれた状況を、常にモニターし続けようとする意識がはたらいているような気がします。見捨てられ不安とでも言いましょうか…。
たぶんに投影が入っていますが…(^▽^;)
ここ数日も、チャラけたコメントばかりで、せっかくの10月さんの記事を、私が台無しにしてしまっているよな~なんて考えていました…
(;^_^A アセアセ・・・
さらに、「そんなことないですよ~」みたいな言葉を期待しながら書いていたりする私が居ます(笑)
投稿: 困惑者 | 2006年2月13日 (月) 23:16
>困惑者さん
>ここ数日も、チャラけたコメントばかりで、せっかくの10月
>さんの記事を、私が台無しにしてしまっているよな~なんて
>考えていました…
>(;^_^A アセアセ・・・
ええええええ、そんなことないですよ~(笑)
いや、マジで(^^)
今日は、ちょっと、まじめくさった記事ですけれども(笑)、基本的には、本当の自分の気持ちと向き合えるのは、昨日までのような、バカっ話をして、みんなで楽しんでいるとき・・・だと思っていますので、本当に、ぼくとしては、希望通りの展開だったのでございます(^^)
投稿: 10月 | 2006年2月13日 (月) 23:23
>10月さん
期待どおりのレスをありがとうございます(笑)
☆^ヽ(*^-゜)vThank you♪v(゜∇^*)/^☆
投稿: 困惑者 | 2006年2月13日 (月) 23:27
いえいえ(笑)
逆に、遊びが無いとつまらないですしね(^^)
>☆^ヽ(*^-゜)vThank you♪v(゜∇^*)/^☆
なんだか、ちょっと、可愛いじゃないですか(笑)
では、ぼくも、ぼくのできる最大限の可愛さを☆(・・・って、これだけかいっ!?笑)
投稿: 10月 | 2006年2月13日 (月) 23:32
今、仕事場から帰ってきました。
今から酔っぱらいます(笑)
では…
投稿: 困惑者 | 2006年2月14日 (火) 00:06
お久しぶりです。
>逆に、遊びが無いとつまらないですしね(^^)
なんでもないは、なかなかブログで遊ぶのには
慣れていなくて、みんなのやりとりを
うらやましく木陰で見てました。
そもそも、ミト子を「トミ子(=富子)」と
読み間違えて心密かに[10月さん、なかなかアジのある
ネーミングセンスだ]と思っていた時点で、
ついて行けなかったのかも・・・。
でもでも、みなさんの楽しいやりとりを
微笑ましく見せてもらいます☆
投稿: なんでもない | 2006年2月14日 (火) 09:25
なんでもないさん、おはようございます。
私も、ブログで遊ぶのには慣れていなくて…(え?)。
すみません、個人的に「トミ子」がツボにはまってしまいました(^^)
笑いがとまりません。
10月さん、ぜひトミ子さんも描いてみて下さい(^^)
投稿: turtle | 2006年2月14日 (火) 10:45
turtleさん、こんにちは!
微笑ましく『ぷぷぷ・・・』と
見ていましたよ。
>私も、ブログで遊ぶのには慣れていなくて…(え?)。
え?(笑)
10月画伯、ミト子を見ても
どーしてもトミ子と思ってしまうので、
きっと生き別れの双子なんだと思います。
ふたりを再会させたいな☆
投稿: なんでもない | 2006年2月14日 (火) 12:56
では、今日の記事は、「感動の再開(;_:)」で決定(^^♪
(あれ、バレンタインネタは…?)
投稿: turtle | 2006年2月14日 (火) 13:08
きゃー。やってしまった。
何でしょうか、「感動の“再開”」って…(^_^;)
気を取り直して…
「ミト子&トミ子 ☆感動の再会☆」
投稿: turtle | 2006年2月14日 (火) 13:10
私、、、ずっとトミ子だと思ってた(笑
生息地は10月さんのここ、、、だけですよね?
絶滅しないように、子孫を残すことも考えねば!!ですよ。
投稿: ぼちぼちでんな | 2006年2月14日 (火) 15:45
ぼちぼちでんなさんも
同じ誤解だったんですね!
(ちょっと安心)
再会し、子孫も残す・・・。
双子じゃない方がいいかな?
投稿: なんでもない | 2006年2月14日 (火) 16:16
なんでもないさん
う~ん、ミト子とトミ子の「感動の再開」も
楽しみだし~~~
双子からがいいかも~~ネ!
一人じゃ寂しいかもしれないしね、
泣かれたら困るしね (^_-)-☆
あ、ゴルジーがいたかって…(笑
投稿: ぼちぼちでんな | 2006年2月14日 (火) 16:43
10月さ~ん
まじ、もうちょっとで10万ヒットなんですね。
って、遅すぎ~すいません(~_~;)
いつもいつも読み逃げで申し訳ないですぅ。
でも、ここにくると10月さんがいる・・
それだけでなんか安心なんですねぇ。
こんなにお世話になってるのに、『恩返し』なんて発想がないあつかましい私をお許し下さいませ~これからもよろしく~
投稿: yumi | 2006年2月14日 (火) 19:50
>困惑者さん
1日遅れのレスですが・・・(^^;
ええええ!!!!、あの時間まで、仕事だったんですか!!?
あらまー・・・。
夕べは、ゆっくり酔っぱらえましたか?
あ、今夜も・・・(笑)
投稿: 10月 | 2006年2月14日 (火) 21:18
>なんでもないさん
どうも、こんばんは(^^)
>なんでもないは、なかなかブログで遊ぶのには
>慣れていなくて、みんなのやりとりを
>うらやましく木陰で見てました。
ふと、アニメ「巨人の星」のオープニングで、飛雄馬が、とうちゃんの星一徹にしごかれてうさぎ跳びをしているところを、木陰からねえちゃんが見守っている・・・場面を思い出しました(^^; 確かに、turtleさんやりおさんに、「しごかれてる」ところもあるカモ(笑)
なるほど~・・・ミト子(ミトコンドリアの家系)を「トミ子」だと思っていたんですね・・・。
トミ子・・・うーむ・・・いろいろな意味で、味わい深い名前カモ知れません(^^;
投稿: 10月 | 2006年2月14日 (火) 21:29
>turtleさん
ふふふ・・・今日のネタは「感動の最下位」がご希望だったんですね?
>「ミト子&トミ子 ☆感動の再会☆」
たしかにうけたまわりました(笑)後日、かならず・・・
投稿: 10月 | 2006年2月14日 (火) 21:32
>ぼちぼちでんなさん
えええええ!!!!ぼちぼちでんなさんも「トミ子」だと思ってたんですか~(笑)
なるほど、これだけ「トミ子」の存在を予感していたかたがいらっしゃるからには、ちゃんと登場させなければならないですね・・・。
しかし・・・ミト子とトミ子が兄弟・姉妹だとすると、子孫を残すためには、この二人では具合が悪いですよね・・・。
あ!そこで、ゴルジーの登場か!(笑)
投稿: 10月 | 2006年2月14日 (火) 21:35
>yumiさん
こんばんは(^^)
>いつもいつも読み逃げで申し訳ないですぅ。
いえいえ、ぼくも、yumiさんのブログには毎日おじゃましているんですが、同じような感じですから(笑)
>こんなにお世話になってるのに、『恩返し』なんて発想がな
>いあつかましい私をお許し下さいませ~これからもよろしく~
なるほど、ここは、ちょっと、面白いことに気づきました。
ぼく自身は「恩返しをしたい」と思ってしまう一方で、誰かから「恩返しをしてもらう」というスタンスで接されたら、ちょっと窮屈な感じがしてしまうかも知れない・・・ということです。
何だか、この辺、自分の気持ちが、自分に対するものと、相手に対するものとで違うというのが面白い気がしました。なんで、こうなってるんだろう?(^^;
投稿: 10月 | 2006年2月14日 (火) 21:40
>しかし・・・ミト子とトミ子が兄弟・姉妹だとすると、子孫>を残すためには、この二人では具合が悪いですよね・・・。
兄弟、姉妹だから具合が悪いのではなく
二人とも日本の名前の常識で言えば女の子であると
推測される=子孫を残せる組み合わせではないから
具合が悪いのではないかと・・・。
投稿: 千尋 | 2006年2月15日 (水) 10:41
ミト子&トミ子、そしてゴルジーとの関係…
でも、ゴルジーとくっつけると、また違う生物(食物?)が生まれてきそう…。
純血にするなら、ミト男&トミ男が必要かもしれません。
どうなることやら、展開が非常に楽しみです(笑)。
さてさて、たまにはマジレスです(笑)。
今回の(これまでの流れも含んで)10月さんの記事の内容と、今日たまたま読んだ本の一節がとても自分の中でリンクされて、少し言葉になったので、自分のブログの記事として書いた上で、TBさせてもらいました<(_ _)>
投稿: turtle | 2006年2月15日 (水) 13:18
はじめまして。というよりはturtleさんのHPでお世話になっております。今日やっと、私が探していた自分の中での自問自答していた答えを見つけたようです。無理して人へ気配りや恩返しをしては疲れるという気持ち。ちょっと、まだ言葉にはできませんが、こころの整理ができそうです。これからも、これを機会に意見交換させていただけたら幸いです。よろしくお願いします。
投稿: トナカイ | 2006年2月15日 (水) 15:24
>千尋さん
なるほど!!!言われてみれば、まったくその通り(汗)納得です!!
・・・というか、どーして、ぼくは、そこに気づかなかったのでしょう!?(^^;
いやはや・・・何とも、お恥ずかしい・・・(^^;
投稿: 10月 | 2006年2月15日 (水) 21:43
>turtleさん
TBありがとうございます。ぼくの方も、いろいろ考えるきっかけを与えてもらっているような気がします。
あ、ちなみに、「自己肯定感云々」というのは、あくまでも、「ぼく」の中でのつながりであって、それは、どちらかというと一般的ではないのではないか、と思っています。
というわけで、turtleさんが「今ちゃんとわからない方が良い気がする」と書いて下さったのは、ぼくの包帯を取らないことにつながっていますので、すごくありがたいです(^^)
投稿: 10月 | 2006年2月15日 (水) 21:47
>トナカイさん
こんばんは、こちらでは、はじめまして(^^)
>今日やっと、私が探していた自分の中での自問自答していた
>答えを見つけたようです。無理して人へ気配りや恩返しをし
>ては疲れるという気持ち。
なるほど、ぼくが書いた何かが、トナカイさんの求めていた「答え」につながる手がかりになった・・・ということですよね。そういうお話を書いて頂けると、すごく嬉しくなりますねー(^^)
>これを機会に意見交換させていただけたら幸いです。
いえいえ(はいはい、か?)こちらこそ、また、よろしくお願いします(^^)
投稿: 10月 | 2006年2月15日 (水) 21:51